自転車
ファーストサマーウイカANN0を聴いていたら、「お、この曲聞いたことあるな」という曲が流れてきた。何かと思ったら、直前に聴いた菅田将暉ANNで聞いてた今週のプッシュ曲だった。馬鹿なのかな?
自粛生活でインプット能力が落ちているせいで、論文の内容が全く頭に入ってこない。こういう時は、日課である犬の散歩に出かけるに限る。
公園は、学校が無くなり暇な小学生たちで溢れている。最近の子たちは、「くねくねして進むスケボーみたいなやつ」に乗ってる率がやたら高い。
調べたらこれ、「ブレイブボード」というらしい。10年ぐらい前は「持ってる人は持ってる」という感じだったが、今ではもうみんな持ってる。かわいい系のデザインもあって、女の子同士でもこれで遊んでいた。
自分が子供の頃は、キックボードも持っておらずいつも自転車だった。
よく無茶をして怪我をしたものだ。公園の階段を自転車に乗ったまま降りようとしてすっころんだことも、爆速で坂を下っていたら制御不能になって公園のイスに突っ込んだこともある。あの時は近くにいたお爺さんにめちゃめちゃびっくりされたな。
しかし、自転車で本当に死ぬかと思った経験をしたのは、高校生の時だ。
家は最寄り駅までそこそこ距離があり、毎日自転車で通学していた。坂の上に建っているマンションなので、行きは下りで楽だが帰りは上りでつらい。
ある日、帰りに雨が降ってしまい、駐輪場に自転車を置いていった。次の日、帰りには雨があがっていたので、自転車に乗って帰ろうとした。
しかし、雨が強かったこともあって、あろうことか折り畳みではない傘を持っていた。自転車に差すところもないし、ハンドルに引っ掛けて走るしかない。
周囲に当てないように気をつけながら、最後の上り坂まで辿り着く。気合を入れようと、ペダルをぐっと踏み込んだその時だった。ハンドルにかけていた傘が、自転車の前輪に引っかかってタイヤの回転を止めてしまったのだ。
普通に走っていたチャリが突然、前輪だけ止められるとどうなるか。当然、走っていた勢いのまま前方に宙返りする。自転車に乗ったまま、身体を前に投げ出された。
その刹那、時間の流れがゆっくりになった。周りの風景がぐるりと回っている。ああ、死ぬ直前にスローモーションになるのって本当だったんだな。俺はこのまま___
ガッシャーン。気が付くと、自転車が横でひっくり返っている。そして自分はと言うと___なんと、無意識に柔道の前回り受け身をとっていた。体育の先生マジ感謝。奇跡的に、脚の擦り傷だけで済んだのだった。
あれ以来、折り畳み傘しか使わなくなったのは言うまでもない。
【今日の一曲】
Mela!/緑黄色社会
緑黄色社会 『Mela!』Music Video / Ryokuoushoku Shakai – Mela!
緑黄色社会の最新アルバム「SINGALONG」収録曲。
vo.長屋晴子をはじめとする美男美女が集まったバンドだが、ビジュアル重視系と侮るなかれ。緑黄色社会は、メンバー全員が作曲できる骨太バンドだ。
曲ごとにメロディラインやアレンジが全く異なり、長屋が持つのびやかな歌声の魅力が最大限引き出されている。
コロナの影響でCD発売が延期になってしまったが、ダウンロード・ストリーミング配信は元々の発売日通りに行われた。商売的にはCDを売った方が良いはずなので、苦渋の決断だったと思う。たくさん聴いて少しでも応援したい。